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2010-09-01

はてなから去ったのはnaoyaなのか何なのか的な話*1

退職のお知らせ - naoyaのはてなダイアリー

わー、ついに。お疲れさま! これはアメリカ撤退あたりから決まってた流れなんですかねえ。もっとナオヤさんがガンガンやっちゃっていいんじゃない話(2007年11月)なんかも書きましたけど、この頃にははてなの方針転換が決まって、ナオヤさんは「残り仕事」にかかっていたのかも。もっと関連記事がでてくるのを待ちましょうか。

うちのはてな孫呉説もついに断念となりそうです。なんとかつじつまを合わせようとしてきましたが、周瑜なしで魏蜀と伍するところまで行ってないというのでは何とも。

まあnaoyaさんがおっしゃるように、はてなの発展があるのかもしれませんし、私も「はてな終わった」みたいには考えていません。ただ自サイトでサービス精神にあふれた自己表現をして耳目を集める社員さんがほぼいなくなった*2という点では、はてなスタッフを追いかける面白みはかなり減りました。この別冊はてな話をご覧くださっている奇特な方も相当少なくなりましたし、私のせいももちろんありますけども、これは「はてなウォッチ」というものの黄昏と言えましょう。


もうひとつ私が終わったな、と思うのは、私にとって「ハッカー」「ギーク」というイメージの方がいなくなった事がありますね。というか、私にとってその二単語はほとんどnaoyaさんのイメージです。

プログラム門外漢の私にっとって、ネットでよく聞いた「ハッカー」「ギーク」というのは要するに「色んなサービスをタダにしちゃう人」でした。そのなんかすごい人がサービスをざっくり作る(ハックする)事によって、あまりにも簡単にサービスができてしまうから(オープンソースの精神とかもあるんでしょうが)、「そんなもんはタダじゃ!」となってしまう。そのタダのサービスに人がどっと集まってきて、社会が変わってしまう。今のブログやSNSのサービスが原則タダだったり、自動車が売れなくなってきたりしてる事にも影響しているはずで、そういう凄みというのはnaoyaさんの文章や浴びている注目からも伝わってきます。

でもここ数年のネット界では、一応タダではあるものの「課金ありき」なサービスがぐっと存在感を増しています。一方でツイッターも流行りましたから、課金依存度の違うサービスの棲み分けが進んだんでしょう、きっと。妥当で満足度の高い課金サービスが増えた事で、以前ほど「そんなもんはタダじゃ!」的なハッカーの存在感はなくなりました。ゲーム産業なんかと同様、監督仕事に特化した人が主導権が持つ時代、個人から組織への時代で、はてなもそうなっているのでしょう。

しかし不景気はまだまだ続きそうな気配になってきちゃってますし、庶民はいつでもタダを歓迎します。大企業が新基軸のサービスをどうやってマネタイズするか……などと算段している間に、「そんなもんはタダじゃ!」とやってくれるようなnaoyaさんを、私の財布にやさしいnaoyaさんを、また何かのサービスでお見かけしたいものです。とかいって、もう色々先が決まっちゃってるかもしれないですけど。

追記

グリー株式会社に入社しました - naoyaのはてなダイアリー

うわ、早い。日本のハッカー文化はグリーにあり、なのかな。ディレクション重視になったはてなは優秀なプログラマからは理系離れと見られるリスクがあるということか。難しいですねえ。

*1:はてなから去ったのはnaoyaナオヤ何ナオヤ的ナオヤなし……意味はありません。この記事をまとめますと、私のイメージではてなから去ったのは「天下取りできるかもと思うくらいの指揮官」「面白い人」「ロック的カリスマ」という感じのようです。もっと哲学的にnaoya的なものを求めて来られた方はすみません。

*2:関連記事:hideokiさん退社で雑感 - 別冊はてな話 - betaグループ

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