別冊はてな話 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2010-09-10

チェンさん、まだいたの

はてな取締役会はこんな感じです。

はてなココ サービス終了のお知らせ

おお。Richard Chen っぽいひとが。

no title

別冊はてな話では3年前、二張完成で触れたきりの方です。

話が短いのでついでに書きますと、記事タイトルは新オバQ第1話タイトル「Qちゃん、また来たの」のもじりです。

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2010-09-08

ナオヤさんのグリー入社インタビュー感想

「たいへんな所に来ちゃった」 はてなからグリーに移った伊藤直也さんに聞く (1/3) - ITmedia News

インタビュー記事が上がってきました。はてなを辞める流れの話はだいたい予想通り。ただ自分が思い描いていたベンチャーのスピードより、成長が遅かった。がーっとやって結果を出せなかったので、一区切り付けようと思った。とおっしゃる“がーっとやって”の部分は、2008年さくらインターネットにシステム移転の頃、またサービス作りに専念していきたいフリーダムなナオヤさん - 別冊はてな話とか今年は面白い年です。超人になりたいと思います。 2008はてなスタッフ新年の抱負 - naoya - はてなハイクとか発言されていた以降の仕事を指してるのかなと思えますので、実際に退社のタイミングを計り始めたのは去年あたりからかもしれないですね。

ナオヤさんが抜けてもはてなは問題なく成長できるというのは、だいたいその通りなんじゃないかと思うのですが、この記事ではグリー田中社長がビジョナリーとしてナオヤさんに評価されていて、相対的に近藤さんが見限られてるのが分かります。ハッカーは気が短いですから、もうつきあってらんなくなっちゃった。

京都的でチームワークのよい職人集団といっても、任天堂になるにはビジョナリーが必要でしょう。近藤さんははてなスターなんかみても発想すごいと思うんですけども、細部に神を宿したりボトルネックを外したりするところが苦手なのか、実用的でないツールに終わりがちな所があるんですよねー(←人の作ったものを上からぐちゃぐちゃ語る)。まあそこも任天堂的と言えば任天堂的という気がしますが。

それでもいくつも作って行くうちに(任天堂の山内社長も売れないおもちゃいっぱい作らせたでしょうから)、いつか凄いものが出そうという気がするのですが、その頃ナオヤさんは第一線の技術者でいられないだろうと切実に考えられたのかもしれませんね。きっとはてなで大成功したい気持ちは人一倍強かっただろうな、と記事の笑顔の写真からナオヤさんの悲哀を想像してしまうのでした。


この件関連の記事

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2010-09-03

スタッフの相次ぐはてな離れに関するヨタ話

タグ「naoya」を含む新着エントリー - はてなブックマーク

ナオヤさんが辞めた事に関する「はてな論」があんまり見つからないですね。はてなファンにとって暗いニュースだから盛り上がらないのは仕方ないか。

なにかねえ、れいこんさんが大きな虚無感*を埋めるべく八坂神社で丑の刻参りをしているとか、近藤さんの京都の通り数え歌ラリーは実は退職者を呪わんとする九字の呪法であるとか、うっかり自分に呪いがかかって自転車の盗難にあったとか(ネタにしちゃ悪いか)、嘘でもいいから何か出て膨らまないかな。

そのためにはまずは「日本のトッププレイヤーが集まる会社にしないと」と語り、はてなを退社した伊藤直也さんがグリーに入社したことを明かすと、会場は一瞬ざわついていた。

no title

グリー、グリーですよ。

冴えない分析になりますが古参スタッフの相次ぐはてな離れについて語りますと、はてなはアメリカ撤退を契機に日本のGoogleからウェブ界の任天堂に舵を切っていて、より「日本のメーカー」的になっている。一番優秀な人を集めようとするようなGoogle的なハッカー文化ではなくなってしまい、web2.0うんぬんの頃に入って来た人は抜けてしまった、という流れだと思います。

問題は今はてなが指向するやり方がウェブで通用するのか、もしかしてウェブという土俵も変える迷走が始まるのか、という事でありましょう。

これは難しいですよね。アメリカを見て来た近藤さんが考え抜いて今のようになっているはずですから、私なんかに分かるはずがありません。

4年前数世紀後のはてなで書いたように、ウェブを多数の人間でできた脳のように見立てたとき、はてなユーザーのしている事というのは、Googleなどに比べてより高次の情報処理活動だと思うんですね。そうすると例えば「遊び」という高次な分野で任天堂が世界をリードするように、日本的なやり方が適してくるかもしれない、ウェブ界でも、と。

現状、web上ではゲームの分野もグリーのようなモデルが成功していてはてなはビジネス的に全然小さいですが、ユーザーに大脳辺縁系的な情報処理をさせるサービスという地位を譲らない限り、はてなの持っている可能性は変わらないんじゃないかなと思います。

しかし任天堂のような見事なバクチが打てるのか、インターン制と福利厚生の充実で優秀な人を集め続けられるのか、課題は多そう。近藤さんたちは何十年も続けるつもりでしょうけど数年で結果が出なきゃまずいですし、なんとも難しい、しかしなんとも面白そうな事をなさっているなと感じます。


追記

今、はてなのサービスは次の世代の若いディレクター達によって、さらなる進化を遂げようとしています。これからは、これらのサービスのエンジニアリングを支えていこうと思います。

はてなのCTOを引き継ぎます - stanaka's blog

CTOの挨拶の格好良さは異常。

あっこんな話もあるんだ→株式会社はてなに入社しました - やざにっき。元日経BP社編集者さんが入社。新体制加速ですね。お世話になります。

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2010-09-02

はてな内のもめ事で「文責の明確さ」という概念が導入される

なるほどねえ。

  • はてな匿名ダイアリーに投稿された情報
  • はてなダイアリー内のゲストコメント

今後、上記のようなサービスの匿名性を悪用し、不適切な投稿、利用が行われている際には、その利用状況などから総合的に判断し、発信者への意見照会を経ず即時削除、あるいは利用停止、アカウント削除といった対応をとる場合があります。

また、サービスを悪用することを目的にアカウントを作成する行為や、意味のない投稿を行うなどの手段で不正にはてな市民権を得る行為につきましても、上記と同様に第三者から見た際の文責が不明確であるため、今後は、実際の利用状況に応じて厳しい対応を取る方針となります。

はてな情報削除ガイドラインの改定について - はてなの日記 - 機能変更、お知らせなど

これは嫌がらせを認識しないはてなで提案したはてなアイデア「嫌がらせ行為」に対し、独自の判断基準を設けてもっと迅速かつ柔軟に対処してほしい。にかなり関連する改定ですね。嫌がらせをするコストを上げていく変更は念願でした。ついに、ですねえ。

実際に「このユーザーの言説を保護して、つきまとわれてるユーザーが傷つくのを黙認するなんて意味が分からない」という状況が解消されるのか、事例が出たら知りたいです。

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2010-09-01

はてなから去ったのはnaoyaなのか何なのか的な話*1

退職のお知らせ - naoyaのはてなダイアリー

わー、ついに。お疲れさま! これはアメリカ撤退あたりから決まってた流れなんですかねえ。もっとナオヤさんがガンガンやっちゃっていいんじゃない話(2007年11月)なんかも書きましたけど、この頃にははてなの方針転換が決まって、ナオヤさんは「残り仕事」にかかっていたのかも。もっと関連記事がでてくるのを待ちましょうか。

うちのはてな孫呉説もついに断念となりそうです。なんとかつじつまを合わせようとしてきましたが、周瑜なしで魏蜀と伍するところまで行ってないというのでは何とも。

まあnaoyaさんがおっしゃるように、はてなの発展があるのかもしれませんし、私も「はてな終わった」みたいには考えていません。ただ自サイトでサービス精神にあふれた自己表現をして耳目を集める社員さんがほぼいなくなった*2という点では、はてなスタッフを追いかける面白みはかなり減りました。この別冊はてな話をご覧くださっている奇特な方も相当少なくなりましたし、私のせいももちろんありますけども、これは「はてなウォッチ」というものの黄昏と言えましょう。


もうひとつ私が終わったな、と思うのは、私にとって「ハッカー」「ギーク」というイメージの方がいなくなった事がありますね。というか、私にとってその二単語はほとんどnaoyaさんのイメージです。

プログラム門外漢の私にっとって、ネットでよく聞いた「ハッカー」「ギーク」というのは要するに「色んなサービスをタダにしちゃう人」でした。そのなんかすごい人がサービスをざっくり作る(ハックする)事によって、あまりにも簡単にサービスができてしまうから(オープンソースの精神とかもあるんでしょうが)、「そんなもんはタダじゃ!」となってしまう。そのタダのサービスに人がどっと集まってきて、社会が変わってしまう。今のブログやSNSのサービスが原則タダだったり、自動車が売れなくなってきたりしてる事にも影響しているはずで、そういう凄みというのはnaoyaさんの文章や浴びている注目からも伝わってきます。

でもここ数年のネット界では、一応タダではあるものの「課金ありき」なサービスがぐっと存在感を増しています。一方でツイッターも流行りましたから、課金依存度の違うサービスの棲み分けが進んだんでしょう、きっと。妥当で満足度の高い課金サービスが増えた事で、以前ほど「そんなもんはタダじゃ!」的なハッカーの存在感はなくなりました。ゲーム産業なんかと同様、監督仕事に特化した人が主導権が持つ時代、個人から組織への時代で、はてなもそうなっているのでしょう。

しかし不景気はまだまだ続きそうな気配になってきちゃってますし、庶民はいつでもタダを歓迎します。大企業が新基軸のサービスをどうやってマネタイズするか……などと算段している間に、「そんなもんはタダじゃ!」とやってくれるようなnaoyaさんを、私の財布にやさしいnaoyaさんを、また何かのサービスでお見かけしたいものです。とかいって、もう色々先が決まっちゃってるかもしれないですけど。

追記

グリー株式会社に入社しました - naoyaのはてなダイアリー

うわ、早い。日本のハッカー文化はグリーにあり、なのかな。ディレクション重視になったはてなは優秀なプログラマからは理系離れと見られるリスクがあるということか。難しいですねえ。

*1:はてなから去ったのはnaoyaナオヤ何ナオヤ的ナオヤなし……意味はありません。この記事をまとめますと、私のイメージではてなから去ったのは「天下取りできるかもと思うくらいの指揮官」「面白い人」「ロック的カリスマ」という感じのようです。もっと哲学的にnaoya的なものを求めて来られた方はすみません。

*2:関連記事:hideokiさん退社で雑感 - 別冊はてな話 - betaグループ

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