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2006-03-28

naoyaさんの批評批判批判

そう思います。しかしこれがそのエントリーのことならおっしゃる通りですが、もし最初の「naoyaグループ - naoyaの日記 - Amazon の FF のレビュー」のことをおっしゃっているなら、こちらの意見は良かったと思います。最初の批評を作品に対する質問としますと、

  • (質問への質問)戦闘が面白くないという意見は、トマトを倒したところまででの判断ではないか
  • (質問への質問)チュートリアルだという空気が読めていないのではないか
  • (質問への質問)今までのFFが良いなら一生FF7を繰り返せば良いのではないか
  • (質問への回答)FF12 はやればやるほど面白くなる
  • (質問への質問)今までどおりの展開を期待してどうするのか
  • レビューを書いてる人は小学生だと思って気を落ちつかせた
  • 結論Amazonゲームレビューはもう見ないほうがいい
  • 意見の補足)ヘビーゲーマーライトゲーマーとかいう問題ではない

この文章は言葉使いが荒いですが、内容を整理してみるとちゃんとしてます。最後回答を待たず話を打ち切るように結論を出してしまわれてますけども、レビューをした人にはこの意見が届かないのでそれは分かります。

レビューに対する意見として有効な質問と回答が出ていて、建設的で論理的な反応だと思います。もしこちらの文章をレビュワーが読んだら、回答や反論が可能な意見になっていますし、決して安易なレビュワーに対する批判ではないと思います。

小学生だと思いたい”というようなくだりはレビューをした人の人格や能力を問題にした発言ですが、そういう憤慨の事実があったということで印象は悪いですが納得できます。

一方naoyaグループ - naoyaの日記 - 作品を批判することは。

  • (自己質問)何がそんなに頭に来たか
    • (回答)人が一生懸命作ったものを安易に批判する無神経さが許せない
    • (回答の理由)批判された人は人格攻撃されたような気分になる
      • (自己質問)作品に対する批判であって人格攻撃ではない
        • (回答)実際に人格攻撃されているように感じてしまう
        • (回答)作品はその人の価値観を精一杯表現した物だから自分の価値観が批判され人格攻撃に感じる
    • (回答の理由)作品への批判は作り手に対して想像以上ダメージを与える

この意見は表現は丁寧ですが、前よりずっと悪いです。批判をする人の「無神経さ」という“人格を問題にする発言”をしているからです。例のレビュワーは、無神経なのだと言っているのと同じです。

その後すぐ「人格攻撃ではない意見でも人格が傷つく」といった論が展開されますから、批判は(ハラスメント問題的に)受け手によって人格攻撃のようなダメージを与えることがあるという見地だと考えられます。

しかしその前にこちらの意見人格攻撃をしているわけですから、ここでは文章に手落ちがあったのか、受け手がダメージを受けるかどうか(人格攻撃がなんであるか)を決められるのはnaoyaさんだけであるかのように取れます。矛盾はありませんが、あまりにも独善的になってしまいます。

naoyaさんがたくさんひどいレビューを読んだというのはそうなのかもしれませんが、「自分が腹が立っただけで、どのレビュワーも無神経ではないのかもしれない。」という仮定に立っていないと、「批評に対する批判」として共感できません。相手の心を察する話をしているわけですし。しかし、その後のnaoyaさんの発言にはそれにフォローする部分がありません。

誰だって自分の書いた100行の文章を3行読んだだけで頭ごなしに批判されたら「ちゃんと最後まで嫁」って書くよね。naoyaグループ - naoyaの日記 - 続き

むしろ、naoyaさんが議論内で想定しているレビュワーが「ゲームをちゃんと(例えば、トマトを倒したところまでしか)やっていない」のは決定事項であるかのような話をされています。いや、もしかすると決定事項なのかもしれませんが、だとすれば一般論化した上に「誰だって〜」と言った書き方ではなくて良いでしょう。決定事項なければ、やはりさっきの意見は独断的な人格攻撃で、さらに「自分の腹立つレビュワー=無神経」という見方は続行されているのではないかと思えます。

反響の大きい文章を書かれることは素晴らしいことですが、今回のような議論の中心で人格批判・相手の立場の軽視・印象の操作ととれる表現が出て来てしまったことは残念です。

このような表現は決して悪意からではなく、まさに「相手の心情を察した意見」「建設的な発言」「批判を攻撃ではなく意見と受け止めること」の難しさを表しているのではないかと思います。

良い議論ができました、とまとめられる前にひとつ確認していただきたかった問題です。もし文頭のというオチがあるんだけど。の「オチ」が2つ目の話に対するものであれば納得です。余計な気を回しての2度ツッコミ、申し訳ありません。

批評批評問題への私見

当の議論に私見をはさませていただければ、naoyaさんが後に述べられていることと同じようですが、この問題はまず「批評の自由」と「批評批評する自由」に行着くのでしょう。

そして私も「批判は簡単であり、ほとんどの才能を育むのは自信をつけさせる賞賛」であると思います。ケースバイケースですが、教育的な批評なら「褒め3:注意1」くらいで良いと思います。また作者はそのような教育者か、自分の理解者を見つけることが重要です。もし支持者が300人にひとりしか見つからなくても、日本中でそうならば、はてなユーザー数を超えます。批判に耐えるのは、何か「ここまではできる」という壁を乗り越えて自信を持ってからでいい。

また批評される作者が批評者に対して「あなたの批評はきつすぎて私のためになっていない!」と教えてあげるのは役に立つと思います。議論のしかたでは「発言者態度を問題にするような発言」は推奨されませんが、この場合は批評の本論からそれた意見であっても、作者の反応は意見交換のルールづくりの提言になるでしょう。

ただ、それを「第三者が批評者に」対して言うと話はややこしくなるとは思います。批判に対する耐性は人によって異なりますから、「批評者の好きなように自由に活発に批評してほしい」という作者にとっては邪魔マナーになるかもしれません。批判に対する耐性はスキルが関係するので、批判にさらされてもダメージを受けない人間には、「批判が改善への糧になる」という話自体が通用しない*言う意見は感情だけを問題にしすぎているとも感じました。

マナーの押付けも考えられると思ったので、上の記事で批判者に対して決めつけを行ったり批判者を制しようとするかのような発言に強く反応したといった部分もあります。

よく考えたらほとんど「はてな話」になってなくてすいません

これも「はてな話」じゃないんですが、たけくまメモ: はてなブックマークで困ったで、うちの議論話のバイブル存在議論のしかたさんが書籍化に向かうかもというお話がありました。広まったらすごい対話ブームが到来するかも。

naoyanaoya2006/03/28 08:53"全部が全部のレビューが悪いとは思わない、中にはちゃんと長い時間プレイしてそれでも駄目だったというレビューもある。でも、明らかにこの人はまともにプレイしないで書いてるというのが多すぎる。発売してから2日か3日であれだけのレビューが集まってるけど、その中に時間をかけてプレイしたものがどれだけあるんだろう。" のところでフォローしているつもりでしたが、埋もれちゃってますね。もう少し、ちゃんとゲームしてからレビューしるというところを協調したほうがよかったのかもしれないといまになっておもいます。

sugiosugio2006/03/28 12:48コメントありがとうございます。"全部が全部のレビューが〜"は前段までの書き直しと言う位置づけの文章なのだと受け止めましたが、人格に関する言及、事実に対する決めつけに変化がないようなので批判させていただきました。naoyaさんにしてみればちょっとした書き方の問題なのかもしれませんが、この議論は相手の立場にたった批判がテーマなので、検証できない問題への決めつけがあり、その後訂正がなかったことが問題ととらえています。

naoyanaoya2006/03/28 13:09決めつけがあるのは確かにそうだと思いました。その辺りをもう少し分離するように心がけます。

sugiosugio2006/03/28 13:39お返事ありがとうございます。naoyaさんが主張されたい論旨からそれた意見をしてしまいましたのに、受け止めて頂けて嬉しいです。

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