別冊はてな話 このページをアンテナに追加 RSSフィード

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2006-01-22

はてなが発信する情報と、飽和するユーザー

週刊はてな』をはじめとした広報を除けば、はてな発で耳目を集める代表的な情報は以下のようになるでしょうか。

これだけでもずいぶん注目されている会社と言えるのかもしれませんが、「技術経営しなもんに興味がない」ユーザーも多いはずで、そういう人々はもうかつてのようにはてなオフィシャル情報に飢えてないですよね、というお話です。

2004年8月に発売された「はてなの本」では、近藤さんの3万字インタビューが目玉になっていました。まだ1年半ほど前のことですが、近藤社長は今より広告塔的な役割が少なかったので、どんな人で、はてなにどんなビジョンを持っているのか知りたいという心理がユーザー間でも強かったのだなあと思い起こされます。

今もその記事がネットに上がれば広く読まれるでしょうし、はてなをよく知らない人には新鮮な内容でしょうけども、ヘビーユーザーが1,680円の本を買う動機づけにはおそらく弱いでしょう。近藤さんはたまに基調講演で話を聞ける経営者じゃありません。ウェブ上で日記や連載やインタビュー記事が読めますし、定期ミーティングこそなくなりましたがはてなアイデア日記を追っていればしょっちゅう肉声を聞けます。

そしてこれは近藤さんの目立ちたがりという個性だけからそうなっているのではなく、ご存じの通り他のスタッフの方々も、今の興味や会社の様子など、いろいろな情報を流してくれます。

まあそれはすごいことなのですが、私のようなはてなファンでもスタッフが増えると全員に興味を持てるわけではないですし、アイデアミーティング週刊はてなで音声更新が…とまでになって参りますと、ついに情報を追いきれず、はてなスタッフの発信する情報にありがたみを感じなくなっています。はてなスタッフ発信情報だからチェックするのではなく、必要な情報なら読むという付加価値の小さい状況です。

これは情報飢餓感をあおって自分が発信する情報の価値をつりあげるような戦略とは逆で損にも見えますが、それでいいのかと言えばまあ良いはずで、アイデアミーティングに代表される「ユーザーと対話する」路線からすると、はてなは語りやすくなじみやすい情報に溢れた会社である方が、ユーザー意見や助力を得やすくなるのでしょう。情報発信がインフラであるかのようです。

ただ一方、第三者が“はてなユーザー相手にはてなが発信する情報を売る”のはどんどん難しくなっていくはずです。売るならまだ、はてなユーザーでない人向けのほうが良いでしょう。

そんなわけで、先月からこのサイトの下の方でやっていたはてな広報日記に出てきた本を貼る「はてなアフィリエイト」も廃止いたします。需要ないみたい。

えー、1冊も売れない逆恨みで書きあげた記事におつきあい頂いてどうもすみません……。

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