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2005-12-13

神谷バー

もしや、お誘い頂いてましたか。今月頭からネット環境不全がありまして、今も環境変更の最中なのですが、お知らせを受け取り損ねたのかも。だとしたら失礼をば。たぶん欠席しましたけども。あんまりダイアリー中の人のことを知りたくないという夢見たがりな理由です。

はてなアイデア日記 - 次期はてなアイデアについてのミーティング音声を公開しました

大きな転換。年明けに予測市場化が徹底されて(うまく行かず)そのあと市場撤廃じゃないかと見ていたので嬉しい展開です。

ちょっと音源を聞いたかんじだと最近のアイデア話はけっこう読まれている感じですね。やはりシークレットスタッフブクマ存在か。no titleテープ起こしが進むと詳細が分かってありがたいです。下の記事書かないでお手伝いしとけば良かったな……。

気になるのはアイデアポイントが廃止された場合の影響です。アイデア登録権を数値化することで「却下リスク」を発生させていたアイデアポイントなので、これがなくなるとアイデアの粗製濫造が懸念されます。私の案のように「重要度選択=アイデアポイント」「優先度選択=花」のような分け方はせず、ユーザー投票を一元化するのは簡略化の面で理解できますが、ちょっと気になるところ。

前回「11月29日のはてなアイデアミーティング(はてなアイデアの継続について)」の反響は結局それほど多くなかったのですが(最近登録のはてなアイデア - はてなアイデアも大きなシステム提案は無いかんじ)、今回はリニューアル前のラストっぽいので、新案が集まるかどうか。

ウェブ上での議論専用のツールを考えてみる(上)

先日のfacetさんへのお返事を書いていて改めて思ったことなのですが(とてもありがたい議論相手なのにそれでも色々あるなぁというかんじで)、ブログで議論というのは意外と難しいものです。もちろんブログ以前はもっと制約が多かったのでしょうが、議論の道具としてもっと進化したものができないものかなあと妄想(実現力ゼロ)。まずブログで議論する場合の整理などしてみます。

ブログで議論する難しさ(1)相手選びの難しさ

私の場合、ブログをぶらぶら読みあさっていても、そんなに議論したい相手には当たらないものです。第一に、お互いの「注目点」がかなり近くにないと議論になりません。たいていはあるブログ記事への反論から始まりますが、それでもなお注目点が微妙にズレていることもあるでしょう。

一方が他方の注目点をあまり重視しておらず、他のことを強調したい場合は話がかみ合わなくなるかも知れませんし、お互いに「そこに時間を費やしたくないなあ」と思ってしまうでしょう。片方がなにかの“啓蒙運動”をしていて、もう片方が“捕まった側”であるときの議論はこのパターンですね。たいていの人が自発的にしたいのはもっと、お互いの興味の的が合致した議論でしょう。

議論のしかたにあるような議論のルールを守ってくれそうな相手であることも重要です。対話と討論の違いもあります。私がそうなのですが、興味があるのは未知の知識や意見ですから、ディベート技術や話の勝ち負けに力を費やしたくはないわけです。その判断をするには相手の過去ログを読む手間が必要になるでしょうし、ある程度は勘頼みになってしまいます。反対に、サイトの景気づけに「バトル」的なことがしたいような人は、私のような盛り上げベタとはあまりからみたくないでしょう。

お互いの議論のための余力も必要です。一方はもう一度返事をくれようとは思わないかもしれないし、忙しいかもしれない。一方がもう片方から見て知識や読解力が低すぎたり、表現力が稚拙すぎたり、議論ルールの逸脱が目についたり、人格的に好感が持てなかったりして、一方のやる気が起きない可能性もあります。議論に関して両思いにならないと成立しません。

ブログで議論する難しさ(2)情報伝達の制約

ブログの議論が「スレッド」よりも便利な点で、先ほどの話のように論旨がズレてきた場合に、議論を打ち切りやすいことがあります。そして議論を続けにくいからこそ、同じ注目点で語ろうとお互いが気づかいし合える面があると思います。

逆にスレッドより不便なのは、議論中に派生した様々な枝葉の返事も1つのエントリーにまとめて相手に渡さなければいけないところです。よくあるのが、一番強調したい論よりも些末な事柄についての文章量が多くなってしまい、そこを強調したいかのようになってしまう事態です。読者を意識するブログでは記事全体をひとつの読み物にまとめる必要がありますから、編集の手間をかけるか、枝葉は切り落とすことになります。スレッドでは、果てしなく枝葉が伸びる恐れはありますが、ツリー型にできる場合はこの問題を解消できます。

もうひとつ、日誌型サイトブログ」のコンテンツであるために、1日置きかそれ以上の間隔でのやりとりに間延びする傾向があります。その分、練れた意見になれば受け手や読者にとって良い事ですが、議論のテンポがバトンの持ち手に委ねられ、サイト更新間隔に同調しやすい問題はあります。

また基本的に、3人以上で議論するのは発言順序の問題で難しくなります。議論の形式をとらなければ、トラックバックをもらった記事のうち、もっとも注目される記事へ読者が流れて話題の場が移るような流動性がかえって面白いのですが。

ブログで議論する難しさ(3)場の混在

普段、議論の場ではない自分のブログ上で議論が生じる事を快く思わないブロガーは多いでしょう。じっさい読者も期待はずれしているかもしれません。議論の場となっても構わないというブログにおいても、「そろそろ終いにしたい」というタイミングはあるでしょう。それは議論の成果と無関係に訪れてしまいます。

となるとやはり議論専用の場が欲しくなります。ブログから参照しやすい形で。

ただブログは自分の意見を自分のサイト内に置いて、(ホスティングサービスによって違うかもしれませんが)自分の文章の著作権を保持できて、必要があれば訂正等、編集可能な状態に保てるという利点があります。議論専用の「広場」的なサイトになると著作権を保証しにくそうです。

ブログで議論する難しさ(4)儀礼的な冗長性

公開する読み物であるがために、メールよりも相手に気をつかう面もあります。相手ブログのファンである読者に気をつかうと言ってもいいでしょう。このため、人気ブロガーと議論をするときのほうが疲れると思います。相手本人が手厳しい論客であるときとは違う緊張感です。

そのこと自体が議論を難しくするかどうかは置いたとしても、そういった対外的な考慮をして、儀礼的な記述が必要になってくることがあるでしょう。これが面倒といえば面倒です。

……というわけで

ブログエントリーで議論というのは、当たり前のようでいて、けっこう成立させるための条件が厳しいことに気づきます。

新ツールについてはすでにはてなアイデアidea:922人がそろわなくても進められるウェブ会議機能。ツリー掲示板・キーワード・トラックバック・採決機能などで構成。というのを出していますが、既存のツールの下調べもしていないし、他の案もあるかなとか、次回もっと詳しく妄想してみたいと思っています。はてなアイデア - 新サービスを「議論」で検索してもいくつか出てきますね。ご意見ご提案も募集中です(ここで発表しても実現しませんが)。

(中)に続きます。

adramineadramine2005/12/13 13:06[神谷バー]今年の頭のことがあるので、こちらからは誘いませんでしたです、ハイ。つか、今回は、無体さんと近藤さん以外はこちらから声を掛けていません。

sugiosugio2005/12/13 20:26そうでしたか、それでもレポのような盛況だったんですね。どうもお返事ありがとうございます。

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