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2005-12-05はてなアイデアと予測市場の相性は良くないんじゃないかの話

アイデア保守化

株価が上がればそのアイデアへの投資額が多くなり、必然、そのアイデア却下された場合の損失が大きくなります(却下リスクの増大)。却下リスクが増大すると、それを回避しようとアイデア保守的になるはずです。

保守化」は実現性の高いアイデアが高評価になることなので、それ自体は必要ですが、需要の乏しい凡庸なアイデアが通ってしまう要因にもなり得ます。

たとえば“はてなホゲホゲで実装された●●機能を、はてなフガフガでも使いたい”といった既存の機能とサービスの組み合わせを言うアイデア保守的と言えます。はてなアイデアは要望の人気・一般性を計っていないので、その「いかにもありそうな」機能が本当に必要か、需要があるかどうか、スタッフが見抜くのは難しいでしょう。

もし本当はたいして需要がなければ、単に実装しない理由が見つからなかったアイデアが優先されてしまったということです。予測市場という仕組みなら、このバイアスが常にかかるはずです。市場抜きのはてなアイデアアイデア出しと賛成投票の装置なら、はてなアイデア予測市場の部分は「議論抜きで常識発生装置」なのでは。(たしか)当たり前な反対意見アイデアがつぶされることを嫌う近藤さんの作るツールとしては、ちょっと奇妙な設計にも思えるのです。

たまにははてなアイデアのような、配当を期待しないまま支持されたネタアイデアが高値になることもあるでしょう。一見、保守アイデアでないものも評価されるように見えても、保守アイデアとヤケ気味の投資がなされたアイデアへの二極化、という偏りもあり得ると思います。

8/28 集合知の無駄づかいのときと似た結論ですが、保守化の匙加減・ガス抜きが必要になるでしょう。

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