指先の温度(in beta.g)

2004-04-23

[]SECIモデル

はてなグループはいわゆるSECIモデル的なナレッジマネジメントに最適なグループウェアなのかもしれないということをふと思いました。

具体的にはhttp://beta.g.hatena.ne.jp/mutronix/20040423#1082722684みたいなものです。

SECIモデルとは、形式知→暗黙知→暗黙知→形式知→形式知→暗黙知→・・・というサイクルをまわすことで、企業体の中に知識が蓄積されていく様子をモデル化したもので、このモデルに当てはめると、さしずめ

  • 日記を書く/人の日記を読む→暗黙知の蓄積・共有(暗黙知→暗黙知)
  • キーワードにまとめる→暗黙知の形式知化(暗黙知→形式知)
  • キーワードによる情報共有→形式知の共有(形式知→形式知)
  • キーワードから学ぶ→まとめられた知識を自分のものとする(形式知→暗黙知)

という感じでしょうか。

SECIモデルの提唱者である野中郁次郎(一橋大学大学院教授)さんは

SECIを回す一つの重要な要因は、「場」をつくってやるということではないか。いわゆる相互作用を支援する「場」をつくるということが非常に重要になるわけです。つまり、形式知前の段階での、暗黙知の共有、触発、支援、の「場」。

ということをおっしゃってます。

願わくばはてなグループがそうした「場」でありますように。

(追記)

SECIモデルに関する参考図書としては、

が代表的です。

nobodynobody2004/04/23 20:03きたー、と思いました。(^^ いいんじゃないでしょうか。

nobodynobody2004/04/23 20:11[コミュニティを作るというよりは…] そうだと思います。なんとなく法人向けかなという感じがします。あと、よろしかったら日記の設定をパブリックにしてみてください。ではでは。

mittymitty2004/04/23 20:11こんにちは。場を提供してくださったことに感謝します。▼他の人に迷惑をかけない、という前提で、いろいろ試してみたいですね。

nobodynobody2004/04/23 23:27暗黙知を形式知にして蓄積し、再び展開していくというのは、かなりハードルが高いものだと思っています。したがって、もしこの「はてなグループ」が、そのような方面にも有効なツールであるとしたら、それは凄いことだと思いました。どこかでだれかがそれ用のグループを作って、実験してくれないかなぁ、とか思いましたよ。(参加したいわけではなくて、その研究結果・成果を知りたい、という方向性で。)

mittymitty2004/04/24 00:13ハードルが高い、のは事実なのですが、それをうまくやってきたのが他ならぬ「はてなダイアリー」なのでありました。「はてなダイアリーへの要望」などのキーワードはまさにそうしたプロセス(暗黙知の形式知化および形式知の共有)を反映しているのではないでしょうか。▼ともあれ、なんらかの建設的なことに使えるというのを実証してみたいですね。

nobodynobody2004/04/24 00:24なるほどー。実証、ぜひ! ぼくはその結果のおいしいところだけいただく(=実証されたらまわりに売りこんで商売に、……ならんか。。。無念だ。)という方向で▼で、せきもでる、いただきました。これはフローテクストとしてしまったら、もったいないですから、キーワードにいたしました。ありがとうです。

matsunagamatsunaga2004/04/25 05:22実は今ウェブログ本を書いているんですが(はてな本とは別に)、SECIモデルの話は非常に面白いと思いました。ウェブログでも同様のプロセスは考えられると思いますので、ちょいと取り込ませていただいていいでしょうか。もちろんmittyさんが言い出しっぺであることは明記したいと思います。

mittymitty2004/04/25 13:08そして、近藤さんははてなポイント長者になられるのでした(w。▼キーワード化の件、ありがとうございました。こうした形でコンセプトの共有ができるのははてなグループのよいところだと思います。

mittymitty2004/04/25 13:09面白い、と思っていただけるのは日記書きとしては幸せなことでありました。ありがとうございます。▼SECIの構造がウェブログ全般に当てはまるのはその通りだと思います。そうした場合に、はてなの特長をあげるとすれば、SECIモデル内の「境界線」が見えやすいというところにある気がします。つまり、「暗黙知」と「形式知」の境界線は「現実世界」と「ウェブ」の境界線に対応しており、「単なる形式知の領域」と「連結化された形式知の領域」の境界線は「個人の日記」と「キーワード」の境界線に対応している、と思うのです。それゆえ、SECIモデル的な構図がシステム的に見えてきやすいのでしょう。▼ぜひこのコンセプトを自分のものとして取り込み、また、他の人に伝えてみてください。それこそがまさにSECIモデルの意図するところだからです。・・・でも、偉いのは野中郁次郎先生ですよ(w。