coxcomβ

2004-09-11

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d:id:okgwaさんによると*1私の送付した文章もポジションペーパーとして採用していただいたようです。

どのような内容の文章であったのか興味をお持ちの方も多いと思いますので、以下に掲載します。

送付した時点(9月1日)ではポジションペーパーという言葉ははてなダイアリー日記にも出ておらず、ただ思い付くままに書き綴っていたら結果4,000字を超えていたのでtxtファイルで添付したというだけなのですが、もしかしたらd:id:sasadaさんあたりには悪い影響が出たのかもしれません。

この文章がどのように扱われたのかは“はてな公聴会議事録”にてご覧いただけるかと思います。御参照下さい。

 

 

 

~~~ キーワードについて ~~~

 

 

- キーワードの定義について

 

 まず最初に、キーワードの定義について改めて確認する必要があると思います。

 例えば、私の考えるキーワードの定義とは「はてなの各サービスでユーザーにより登録された文章から抽出され自動的にリンクされる文字列のこと」、もっと端的に言えば「自動リンクされる言葉」です。

 

 キーワードという「言葉の字義」とキーワードの「存在の意義」についてを混同されている方も見かけます。「言葉の字義」を説明するための「存在の意義」についての文章も必要ですが、あくまで「言葉の字義」を補足するものであるべきです。

 個人的にはこの二つともを満たすことがキーワードが存在するための必要条件であると考えています。その旨が改めて明記されるようでしたら幸いです。

 

 「キーワードはユーザー間で共有されます。」という一文もはずすことのできないものですし、登録の確認画面に大きく強調文字で表示しても良いくらいのものだと思いますが、これは字義でも意義でもなく「扱い」であるので、キーワードの定義、説明と並べるのは少し不自然ではないかと考えました。

 

 

- キーワードにできる言葉について

 

 では「自動リンクされる言葉」とはどのようなものなのか。これ以後が実際の「登録のルール」になるのではないでしょうか。

 「複数のユーザーにとって有益である名詞」、「複数のユーザーにとって有益である文字列」で現状はすべて説明されているようにも見えます。単数ではなく多数でもない「複数」であることは重要です。また「名詞」であるのか「文字列」であるのかは今後(今回)決めていく必要があるかもしれません。

 以上は「複数のユーザーにとって有益である文字列」とは具体的には何を表すのかという説明としては必要であるとは思いますが、キーワードを説明するのにキーワードという語句を使用することは、ユーザーの混乱をまねく可能性が高まりますので、なるべく避けるべきであると考えます。

 この二点を書き換える作業は最低限必要ではないでしょうか。

 

 

- キーワードの登録について

 

 不用意なキーワードの作成を避けるために、「登録予定キーワード」といったものがあっても良いと思います。つまり「削除予定キーワード」のような制度をキーワードの登録に際しても採用できないかという考えです。

 積極的にキーワードの存在意義について議論をするための段階を作り、そこで内容を煮詰めて皆が納得する形にしてから、実際のキーワードとして機能するようにしたいのです。

 さらに、可能ならば「誰がどの部分を記述し編集したか」という途中過程を参照できるようにしていただきたい。現状ではそのときそのときの完成形が示されるだけなので、編集に関する議論の問題点、各人のこだわりがつかめず、議論に途中から参加することができません。

 「意味」「暑い」のように議論の後に説明が充実することによって議論が落ち着くこともありえますし、登録をするのみでキーワードの説明を人任せにするような行為を防ぐためにも、このような制度が必要なのではないかと思います。

 

     例:   キーワードの作成

            ↓

          登録予定キーワード

            ↓

          リンク可に5票

            ↓

          キーワードとして登録、発効

 

 

- いわゆる「誤爆」問題について

 

 誘導用キーワード誤爆防止用キーワードの作成に反対します。

 その多くにはキーワードの説明がなく、残念ながらキーワードとしての有用性を為していません。きちんとした説明のなされていないキーワードはてな独特の楽しみを減じると思います。

 また、苗字をキーワード登録しその苗字を持つ有名人を列挙しているのみのキーワードにも首をかしげています。上記とは多少の矛盾がありますが、最低限、その有名人名前キーワードにしておいて欲しい。

 日記同士のリンクにのみ重点を置くのであればキーワードの説明は不要です。「「○○」を楽天で検索」と同様、「「△△」をgoogleで検索」もしくは「goo国語辞典で検索」があれば済みます。(もちろん極論ですが)

 そういったキーワードをひとつのジャンルとして扱えないかとも思いますが、「回避キーワード」がひとつのジャンルになってしまうと、キーワードの説明を怠り「回避キーワード」として登録する人ばかりが増えてしまうようにも思えます。

 

 

- 普通名詞について

 

 他の問題ともわずかながら関係してきますが、普通名詞についての恣意的な説明やそれに伴う不毛なやりとり(議論ではない)をさけるために、皆が納得しうる外部の第三者による説明を導入する必要があるのではないだろうかと思いました。

 具体的には「「普通名詞」の第一義には市販の辞書をそのまま引用する」というルールの適用です。もちろん、このルールで明確に規定するとなると利用する辞書に対する著作権料の支払義務も生じると思われますが(現状でもかなり怪しいと思います)、一考していただければと思います。

 

 

- はてなに関するキーワードについて

 

 はてなが公式に作成、編集したキーワードを編集不可とし、それを明示する"はてな謹製"という制度が必要になってきているのではないかと思います。

 また、ID、アンテナ、ダイアリーのタイトルやグループ、キーワードの登録に際して、“はてな”という語を使用することについての注意書きがいくつか必要なのではないでしょうか。

 ユーザーがはてなやそのコミューンを大切に感じて“自分(達)のことのように考える”のは悪い行為ではないとは思いますが、“自分(達)のもののように考える”のは少し不健全なのではないかと思います。

 ユーザーがユーザーを裁こうとする行為やユーザーがはてなの関係者であることを騙る類の行為は、もっと制限されてしかるべきではないかと思います。

 

 

 

 

~~~ 各サービスの融合について ~~~

 

 

- カテゴリーについて

 

 質問カテゴリーキーワードカテゴリーの統合は必要ないでしょうか。

 どちらにも積み上げてきた歴史があるのは承知していますが、せっかく同じはてなサービスなのに、せっかく質問の文面からもキーワードの抽出を行っているのに、それらが巧く連携しているようには感じられません。

 カテゴリーを統一することにより、文面に含まれるキーワードから類推される最適な質問カテゴリーのサジェスチョンなども可能になると思います。

 

 

 

 実際には案1の実施後、案3を用いることで今後の細分化を防ぐというのが妥当なのではないかと思います。

 

 

- グループキーワードについて

 

 ダイアリーの設定によって、各ダイアリーに各グループのキーワードを自動リンクさせることはできないでしょうか。(カテゴリーのひとつとして各グループのキーワードを読み込む)

 各グループのキーワードの専門辞書化(形容詞グループ、アスキーアートグループも可能になる)、ダイアリークラブのグループへの移行とグループの活性化等が期待できると思います。

 

 

- キーワードの機能の充実について

 

 例えばキーワード坊っちゃん」はISBN:410101003XASIN:410101003Xであり(新潮文庫版)、独自のJAN/EANコードを持っていますが、それぞれの要素は互いに連関なく存在し、ISBN:4003101030岩波文庫版)と入力されても、まったく別の書物であるかのように扱われています。

 キーワードの要素として、ふりがなを入力するようにJAN/EAN、ISBNASINも入力し(それぞれを複数入力できることが望ましい)、それを活用できるようにはならないでしょうか。

 もしくはJAN/EANの登録とキーワードの登録を兼用することはできないでしょうか。

 また、これに伴いキーワードカテゴリーを複数選択できるようになれば、より良いと思います。

 

 

- aboutの充実(質問・回答履歴との統合)について

 

 ダイアリーのabout画面をもっと活用できないかと考えています。

 具体的には以下のような情報が掲載されれば人力検索での回答のダミー用として、ダイアリーをプライベートモードで使っているユーザーの簡単な窓口として活用できるのではないかと思います。

 

  • アンテナ・ダイアリー・グループダイアリーへのジャンプボタンの装備(質問・回答履歴にあるのと同様のもの。)
  • 質問・回答履歴
  • 平均支払いポイント/平均受取りポイント
  • 現在のポイント/回答による受取りポイント(ゲームスコアとしての現在の保有ポイントの多少が知りたい)
  • キーワード作成・編集履歴
  • 本人によるコメント(テキストのみ)

 

 

 

 

~~~ 情報の分散と集積について ~~~

 

 今回、この文章を書くにあたって、はてな内の各所に点在する情報を探し出すという作業が必要となり、その作業が全体の作業時間の大半をしめました。

 キーワードの問題ひとつとっても「はてなダイアリー日記」「はてなダイアリーヘルプ」「キーワードキーワード」」「はてなスタッフの質問」など読むべきところは数多く存在しましたが、それぞれの記述の内容にはぶれ(もしくは時間的な遷移)があり、現在の状態を掴むのにも時間と労力が必要になっています。

 現在の適用されているルールはどれか、はてなとして示しておく必要があるのではないかと感じました。

 

 

なお、掲載にあたり一部修正が行われています。(Tab → hatena記法の適用等)

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